少年院

僕が暴走族に入った理由〜いじめ、離婚、暴走族そして少年院へ


僕はたまに、人生に迷う。
”路頭に迷う”ではなく”思いを巡らす”に近い 。

カナダに住み7ヶ月が経過し、帰国が近づいてきた中で、また迷う。
そこで今回は、前を見て思いを巡らす前に、後ろを振り返って思いを巡らせてみた

自分が、
どんなことに喜び
どんなことに悲しみ
どんなことが大切
どんなことが不必要なのか

そのなかで、改めて自分に問いかけた

”なぜ僕は暴走族に入ったのか”

そして、もう1つ僕にとって大切なある思いを伝えるために

警察をなめはじめた小学一年生

小学校に入学して、まだしの5月。
新井一家は京都市から、現在の実家がある滋賀県大津市に引っ越した。

引っ越し先の学校は、前の学校と雰囲気がまったく違った。
とくに、男女がまるで違う生き物のように分かれていたことは衝撃だった。

そんな僕は、早く友達が欲しかったこともあり、親のお金を盗んでは、友達とゲームセンターに行きオゴったりしていた。
それもあっけなく親にバレて、警察=地元の交番に連れて行かれた

親から話を聴き終えたおまわりさんは突然、僕が履いていた靴を取った。

そして一言
”自分の物を盗られたら嫌やろ?!”

問いかけに対して、泣きながら頷く僕に、”ほな、人のものも盗ったらあかんで。”と靴を返してくれた。

そのときの僕の本音は

”こいつなに言ってんねん?!”

小学一年生で警察をナメることを覚えてしまった
これが、人生ではじめての警察にお世話になった体験。

終わりのない絶望小学4年生

勝気な性格もあり、小学三年生ではクラスのお山の大将になっていた。
みんなを従えていたわけではないが、なんでも自分で決めたいと気が済まず、主義主張のオンパレードだったため、自然となっていた。

僕の中では、なにもかも順調だった。

小学四年生になったある日。
登校し、下駄箱で上履きを取り出していると、1学年下で、僕を慕ってくれていた男の子が、すごい形相で僕に近づき、こう伝えた。

”僕はもう我慢できない。
あらいちゃん。
みんなが、あらいちゃんをいじめようって話し合っている。”

聞いた僕より、僕の周りにいたクラスの友達が驚いていた。
バレたことにより、その瞬間から公然”無視”がはじまった瞬間だった。

 

友達がいなくなった

 

いじめられた経験がある人ならわかるはず。
突然いじめが始まると、いじめられている側は、

友達がいない孤独
いじめられていることを知られる恐怖
それに終わりが見えない絶望に
準備もなく向き合うことになる。

 

そして、いじめにあっていることは家族だけにはバレたくなかった。
友達に囲まれている僕を喜んでいる家族に心配かけたくなかったし、
”学校””友達”という世界に、家族が入ってきてほしくなかった

僕は、なにも変わらない日常を演出するために、下校後は急いで外に遊びに出た。

毎日、1人でサッカーしていた。
日が暮れるまで。

この経験が、暴走族へと続く確かな道になった。

絶望から逃げ続け
誰にも自分の内なる本音を話せず
友達を渇望し
そのためなら、どんな行動も怖くなくなった。

両親の離婚

追い打ちをかけるように、小学六年生で両親が離婚した。

僕には2つ上の姉と、6つ下で当時6歳の妹がいる。
親の離婚に伴い、姉は母方へ、僕と妹は父方へ、姉妹もバラバラになった。

家族が爆音を立てて崩れた

父は、毎日泣く妹を離さず
姉は僕から離れ、僕の孤独は深まった。

そのときに、僕の中であることが確定した。

”大人は信用するな”

当時を僕を知る親友に、最近言われた。
”あの頃、あなたは変わった。”
居場所は、世界中のどこにもなかった。

カキケシタイコドク

進学した地元の中学校は、4つの小学校からなるマンモス中学校。
僕を知らない人たちとの出会いは、悪くないリスタートになった。

ただ、とにかく家にいたくなかった僕は、夜まで1人でふらふら外に出ることが多くなっていた。

中学校二年生になっても、孤独は深まるばかり。

そんなとき、Y君と同じクラスになった。
Y君は人と群れるのが嫌いだったのか、僕と意気投合し、下校後から夜な夜な遊ぶようになった。

Y君はいろんなことを知っていた

バイクの乗り方から、盗み方
地元の外になにがあるか

なぜなら、Y君のお兄ちゃんは、僕たちの地元を拠点にしている暴走族のメンバーだったから。
暴走族のメンバーの多くは、僕の中学校の卒業生で、風貌から噂までとてつもなく怖かった

その姿を2人で遠巻きに見ていた。
毎晩、ある場所に行くと暴走族のメンバーがいる。
それを、毎晩見ていた。

そのうち、Y君のお兄ちゃんがメンバーだったこともあり、受け入れられた。
おそるおそる中に入った、僕は驚いた

”みんなめっちゃ仲が良い”

居場所だと感じた。

止まらない、止まれない

いつしか、暴走族メンバーに対して憧れを持つようになっていた。
そして、もう1つ変わったことがあった
まわりの僕に対する接し方だ。

あきらかに、一目置かれている

変わらなかったこともある。
家に居場所がなかったこと

それからの僕は走り出した
何度もボコボコにされたが、逃げ出すわけにいかなかった。
藁にもすがる思いで、その居場所にしがみついた

もう止まらなかったし、止まれなかった

そして、逮捕され少年院に入った。

居場所になれるように

時折、筆を休めながら書いた。
思い出したくないこともあるし、それを文字にするのはなかなかの難行だ。
こんなことをブログに書く必要性があるのかも謎やし。

しかし、書こうと決めたのは、僕にとって大切にしているある思いからだ。

それは

”誰かの居場所になれるように生きる”

ほんまに孤独やった。
誰にも話せない、誰にもわかってもらえてない絶望を感じていた。

だから書いた。

書くことで、
自分にとって、
どんなことに喜び
どんなことに悲しみ
どんなことが大切
どんなことが不必要なのか整理したかったから。

そして、あの頃の僕と同じ思いしている人に”1人じゃない”て知ってほしいから。
もし、今の自分が”あの頃”の僕に一言だけ声をかけられるなら、伝えたい。

”わかるで”
って。

そして帰国したら、少年院出院者の居場所を作っているセカンドチャンス!に関わろう。

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