Canada×中卒

まさかテロ?!カルガリー空港で遭遇した恐怖体験


夫婦でカナダに拠点を移し、生活をはじめて3ヶ月が過ぎた。
家も仕事も決まり、少しづつ慣れてきたので、初の旅行に出かけるコトにした。

行き先は、カナダの代名詞とも言えるカナディアンロッキー。

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ただ、国内旅行とはいえ、世界大2位の国土を持つカナダ。
拠点のトロントからカルガリー空港まで時差-2時間、移動時間だけでも4時間30分かかった。

レンタカーを空港で借り、2泊3日、時間の限り満喫したカナディアンロッキーは

”行かなければ人生損してた!!”

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心も体もカナディアンロッキーに魅せられた僕たちは、帰りの飛行機に間に合うように、余裕を持ってカルガリー空港に到着。
そこで遭遇した恐怖体験は、おそらく一生忘れることはない。

染み渡るビールと響き渡る叫び声

レンタカーを無事に返却し、空港に着いた僕たちは、到着した時は気づかなかったが、世界で有数の観光名所カナディアンロッキーの拠点空港とは思えないほどの、空港の小ささに驚いた。

小さな空港は決まって、手荷物検査を受た先には、店が少ないことを知っていたので、離陸まで手荷物検査の手前で待つコトにした。

と、いうコトでお決まりのビール探し。
カナダは、お酒の販売を州が管理しているため、空港内でも、レストラン以外でお酒を買うのは難しい。

しかし、僕のお酒探知機は高性能なので、無事に空港内で最も安いビールをGET。
安いといっても空港料金。

345mlのドメスティックビール代表のカナディアンがCA$5.75
2本目はないことを覚悟した僕は、一口目も2ゴクゴクで終え、飲み始めた時から別れを惜しみながら飲んだ。

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手荷物検査に向かうのは1時間30分後。
1時間30分で1本のビール、という超難関を相手に、僕の神経は研ぎ澄まされていた。

と、その瞬間

「shooter!!!!!Run away!!!」
(銃を持った人がいる!逃げて)

と白人女性が狂気の顔で叫びながら逃げてきた。
その声を聞いた周りの人が、猛スピードで外に向かって走り出した。

空港大パニック

状況がうまく飲み込めない僕たちは、あたりをキョロキョロ。
その様子に気づいた先ほどの白人女性が、僕たちに、

Shooter!!

と叫びながら、銃を打つ仕草をしている。

その瞬間、2人は走った。
とにかくヤバい。

走ってると、空港内お店から店員が猛ダッシュで逃げて行く。
もう、空港大パニック!!

なにかわからへんかったけど、思わず頭をよぎった。
これはテロ?!

そのとき、出口の手前で人が吸い込まれていく。
そこは普通に空港を歩いていたら絶対に行かないような狭い通路。
空港の係員が手招きで、人を呼び込んでおり、その係員と目が合った僕は、妻を呼びそこに避難した。

家族に電話、泣く、逃げる、冷静

極限の緊張感の中で、10人ほどの多彩な人種の人が怯えながら集まっていた。

インド系っぽい家族
若い白人カップル
中国人女性
すでに泣きながら子どもを抱っこしている家族
冷静な黒人男性
東洋人の僕たち
エアーカナダの係員

その時!突然、中国人女性が半泣きで電話をかけ始めた。
おそらく、家族に電話しているが誰もなにを言っているかわからない。

ただこの状況。
全員が「静かにして!」とその中国人女性に言うも、声こそ小さくなるが電話をやめない。

その様子を見た、若い白人カップルの女性が泣き出し、パートナーは覚悟を決めた様子で、その女性の手を強く握り、外に走って行った。

次は、子どもを抱えるお父さん
「あなたは銃を持っているか?」と係員に聞き
「持っていない。」と係員が答え
「ジーザス。」と天を仰いでいる。

その様子を、黒人男性は冷静に見ていた。
正直、僕はどうしたらベストかわからなかったが、黒人男性と係員が冷静だったので動かないコトを決めた。

と、その時!!

「Clear!!」

と外で誰かが叫び、無事この状況に終わりが告げられた。

究極の状況で本性が出る

無事に解放された僕たちは、元のソファに腰掛けた。

めっちゃ怖かった。
まさか自分がこんな状況に遭遇するなんて考えてもいなかった。
妻も神妙な面持ちだった。

とりあえず無事が確認されたので、落ち着きを取り戻すために話しかけた。

「怖かったな。あういう状況になると、人って本性が出るよな。」

家族に電話する人
突然走って逃げる人
冷静な人

さっきの極限の状況を振り返り、話した僕に、妻が神妙な顔で一言。

「あらいちゃん、ずっとビール握ってたよ。私の手を握らず。あらいちゃんの本性はビールが大事、ってことなんだね。

・・・

・・・

僕の手にはビール瓶がしっかり握られていた。
まだ、半分近くビールが入っていた瓶を力強く握っていた。

あの時の妻の顔を一生忘れるコトはない。
そして、その時に感じた恐怖も一生忘れるコトはない

妻を大切にします。

あ〜、怖かった。

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