23歳のころフィデル・カストロに会った。
はじめての世界一周でキューバに行ったとき会った。
会ったと言ってもピースボートの乗船者のために講演会に参加したのだが、会ったことに変わりない。
キューバに入る前日の21:00頃、突然船内放送が鳴り響いた。
「先ほどキューバ政府より連絡があり、明日フィデル・カストロ前国会評議長がピースボートの乗船者の皆様と会いたいとおっしゃってる。」
ぶっとんだ。
約600回という歴史上最も暗殺計画を企てられた人で
教科書にがっつり載ってる人や。
ぶっとんだ。
演説もぶっとんでた。
情熱的な演説をすることで有名だけあって、ぶっとんでいた。
情熱的というか熱入りすぎて、通訳完全無視してた。
だから正直に言うと、ほとんどわからなかったから途中で寝た。
でもめっちゃ情熱的で、魅力的な人やった。
革命家とは思えないゆっくりとした歩き方やけど
80歳とは思えいな屈強な体つきとオーラに。
カストロは賛否両論ある。
革命後、前政権の人を何千人も粛清したとも言われている。
第三次世界大戦前夜と言われたキューバ危機の中心人物。
政権中に何万人というキューバ難民が生まれた。
しかし
キューバを世界最先端の医療技術を持つ国にし、国民はすべて無料で受けられ
人道支援では医療団がどこの国よりも早く入り、どこよりも最後まで残る。
東日本大震災のときも来てくれた。
無農薬農法を推進し
国民の識字率は先進国並の100%
外務大臣がエコノミークラスで来日したとき
記者が「なぜ?」と質問し
「国民の税金は大切に使わなければ。」と答える国を作った人であることは間違いない。
僕はキューバが大好き。
アメリカからの長い経済封鎖で窓にガラスがはまってなかったり。
クラシックカーがタクシーで使われてるし。
なって言ったって”革命”の本場やし。
街のいたるところで踊ってるし、
野球してるし。
すぐに一緒に写真撮ってくれるし。
必ずもう一度行こうキューバへ。
僕はフィデル・カストロが作ったキューバが大好き。
そして、フィデル・カストロが大好き。
だってめっちぇかっこええしキュートやし。
ご冥福をお祈りします。