日々の中卒

マンチェスターのテロを乗り越えて


今日はお昼過ぎから仕事なので、ちょっと遅めの9時に目を覚ました。
目覚ましの一曲は、イギリスのマンチェスター出身兄弟がメインボーカルを務めるOasisの”Don’t Look Back In Anger”

この曲は1995年にリリースされ、”もう1つのイギリス国家”と呼ばれるほど、イギリス国民はもちろん、世界中から愛されている。

 

この曲を聞くと、心の中がポジティブに埋め尽くされる。

One Love Manchester

You tubeをあけると、そこには同じ曲のことなる映像があった。

 

歌っているのはcoldpayのボーカルクリス・マーティンChris Martin)と、5日前(2017年6月5日)に行われた、このコンサートの主催者アリアナ・グランデ(Ariana Grande)。

アリアナ・グランデが主催したコンサートの名は
「One Love Manchester」

この歌は今、コンサート会場はもちろん、マンチェスターの人たち、そして世界中の人たちを愛で包んでいる。

怒りに変えちゃいけない

先月の2017年5月22日
このコンサート会場から車で10分ほどの場所で、22名の死亡者を含む多数の死傷者がでた爆弾テロが発生。
現場は、このコンサートを主催したアリアナ・グランデの、このコンサートとは異なるマンチェスター公演の会場エントランス。
時を待たずしてIslamic State of Iraq and Syria(ISIS=イスラム国)が犯行声明を出した。

このテロを受け、犠牲者の追悼集会がおこなわれた。
その集会でマンチェスター出身の女性がこの歌を歌い出し、大合唱となった。

 

歌い始めた女性は、インタビューに対して

「私はマンチェスターを愛しているし、オアシスは子供時代の人生の一部だったわ。“Don’t Look Back In Anger”は……これこそが今の私たちにふさわしい歌だなって。私たちは起こってしまった事に対して後ろ向きになってはいけない、未来に向かわなきゃって。皆が私と一緒に歌い始めてくれたのには感動して心が震えたわ」

Don’t Look Back In Anger=怒りに変えちゃいけない

EUの理念は人々の移動の自由

2016年
イギリスは国民投票で、European Union(EU)からの離脱を決定。
ブレグジット(Britainとexitを合わせた)と呼ばれ、EUが結成後、初めて離脱国家を出したことはもちろん、その中核を担ってきたイギリスの脱退に世界中は驚いた。
この選挙でイギリス国民は、EUへの加盟継続を続けていくかで争った。
なぜ、EUが争点になったかと言うと、EUはシェンゲン協定をはじめ人々の移動の自由難民の保護をこの組織の柱としているから。
ヨーロッパを旅したことがある人はわかると思うが、EU圏に一度入国すると、他の欧州の国々へ入国する際、入国審査がない。これが移動の自由。

それは、欧州、日本の人たちだけではなく、世界中に等しく与えられた権利で、特に難民には世界でも類を見ないほど寛大な措置で移動の自由を与えてきた。

その難民の多くは、中東から来ており、特に数年前からはじまったシリア内戦で発生した難民は年々増えている。
それに対して「受け入れすぎ!」「難民を保護する時間と財政的余裕があるなら、まずは自国民から。」という自国民の声が高まり、国民投票、ブレグジット(EU離脱)となった。

そしてトランプ大統領へ

これはISISが狙っていること。
ISISの目的は国作り
イスラム国はイスラム教スンニ派の国を中東に作ろうとしている。
では、なぜそこにテロが必要なのか

イスラム国が国を作ろうとしている場所は、シリアとイラクという中東。
国には土地が必要で、この場所で確保するためにイラク軍やアメリカ軍をはじめ多国籍軍と戦っている、いわば戦争状態。

そうなると、市民は安全な場所を求め、逃げる。これが”難民”
難民は命からがら逃げるため、お金や財産もなく、移動手段も限られている。
そうなると安全かつ移動が簡単な(近い)欧州に多くの人たちが集まる。

スクリーンショット 2017-06-10 12.35.04

 

ISISは欧州でテロをすることで、このような連鎖を生もうとしている。

・現地の人たちにイスラム教に対する悪い感情を生ませる
・この感情を利用する政治家が出てくる
・こういった動きやテロがニュースで拡散し、難民(イスラム教)=危険となる
・難民の受け入れ拒否や現地イスラム人たちへの差別が広がる
・行くところを失ったこの人たちは、家族を守るため帰る
・戦争状態の家に帰っても働き口がなく、受け入れなかった欧州に悪い感情を抱く
・武器を取るorテロをする 現地ではそれしかない。

参考図書
イスラム国 テロリストが国家をつくる時 
イスラム国の野望 (幻冬舎新書)

この連鎖がうまくいった例が、イギリスのEU離脱であり、トランプのアメリカ大統領当選
この流れは、世界中を巻き込むかと思われたが、フランスがそれを止めた。

先月行われたフランス大統領選には、移民・難民排斥(出て行け・受け入れるな)を訴える候補が最終決戦投票まで行ったが、大差で敗れた。
勝ったのは”EUとともに”を掲げたエマニュエル・マクロン候補。

フランスはイスラム教はもちろん、みんなと生きていくことを決めた

We stand together

テロで最も傷ついたのは、被害者とその家族。
その中には、一生癒えることのない”死”もある。

それと同時に、テロの現場となったマンチェスターの人たちや、アリアナ・グランデはもちろん、地球に住む多くの人たちが悲しみ、傷ついた。
その中には、イスラム教の人たちもいる。

僕はイスラム教が大好き。
他者を思いやる心を真ん中に据えているイスラム教が大好き。
イスラム教は決して人を傷つけるような教え、信仰をしているわけではない。

コンサートは、アリアナの呼びかけで、coldplayやジャスティン・ビーバー、ケイティ・ペリー、ブラックアイドピースなどが集まり、歌った。

このコンサートはFacebook上で生中継され、その中に”募金”ボタンを設置し、5,000万円を集め、チケット売り上げを含む約10億円が、被害者やその家族の支援する基金に寄付された。

このコンサートのサブタイトルは

“we stand together” 私たちは一緒に立ち上がる

 

we

世界市民として歌う

1980年代以降に生まれた、現在の10~30代は世界でミレニアル世代と言われている。
世界中のミレニアル世代はidentityを国籍でも宗教でも民族でもなく”世界市民”で考えている人が最も多い。

コンサート会場で掲げられた”We”=”世界市民”

 

世界はつながり、広がっていく。
怒りに目を向けるのはなく、対立を生むのではなく
未来に向けて広がっていく。
この歩みは止まらない。
僕たちはみんな、世界市民。

 

 

 

Where is the love
いったいどこに愛があるのかと

Sing wit me y’all:
さぁみんな、俺と一緒に歌ってくれ

One world, one world (We only got)
世界は一つ、世界は一つ(俺たちには世界は一つしかない)

One world, one world (That’s all we got)
世界は一つ、世界は一つ(それが俺たちが得た全てだ)

One world, one world
世界は一つ、世界は一つ

And something’s wrong wit it (Yeah)
そして今、その世界に何かが起きている

Something’s wrong wit it (Yeah)
何か間違ったことが起きている

Something’s wrong wit the wo-wo-world, yeah
世界では何か間違ったことが起きている

We only got
俺たちには

(One world, one world)
(世界は一つしかない)

That’s all we got
それが俺たちが得た全てだ

(One world, one world)
(世界は一つ)

関連記事

  1. Canada×中卒

    ついにトロントで-20℃を体感!寒さは?ナイアガラの滝は全面凍結?

    ワーホリビザでカナダに入国し、トロントで生活を始めて10ヶ月目の201…

  2. ブログ

    【収支報告】ブログ初心者が2回目の収入獲得。これまでの数字で変化

    ブログで、はじめての収入を得たのは今年の8月。あれから4ヶ月後…

  3. 日々の中卒

    【夫婦必見】夫婦でフィリピン留学は完全英語環境!

    中学校以来の学校生活が始まって早3週間。 15年ぶりの学校生活は、…

  4. Canada×中卒

    カナダで暮らす日本人夫婦から幸せの提案

    トロント生活も早2ヶ月が経ちました。 街にも少しづつ慣れ、カナダ人…

  5. ブログ

    副業ブログ始めて1年で100記事達成したら噂通り収益とPV激増の方法公開

    ブログを書いている人であれば、ブログ界で有名なこの噂を必ず一度は聞いた…

  6. 日々の中卒

    中卒から上場企業の社員へ!低学歴が就職を勝ち取った方法。

    2018年2月に、就職先のアテもないままにカナダから帰国しました。…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

人気の記事

  1. 妊活

    妊活の男性!必ず妊娠出来る方法?を妊娠成功夫婦に8つ教えてもらったで!
  2. 妊活

    【実体験】不妊治療の前に旦那は妻に内緒で精液検査へ。精子採取の方法と結果
  3. 英語留学×中卒

    オンライン英会話はネイティブキャンプ!DMMや他のサイトと比較しても圧倒的おすす…
  4. フィリピン

    【格安学校】これが2ヶ月フィリピン留学の費用!セブ島よりバギオが断然おすすめ
  5. ピースボート

    洗脳か真実か?ピースボートスタッフとしての世界一周した6年間の物語
PAGE TOP