東京、名古屋から日帰りで行ける絶景星空鑑賞スポットとして有名な田貫湖に行ってきた。
このタイミングで都会の喧騒を離れ、田貫湖は目指した目的は、
絶景の星空と逆さ富士のコントラストを鑑賞を
4年間、星空を見上げることができなかった友だちとともにするためだ。
目次
田貫湖を選んだ理由①東京・名古屋からの距離間
東京出発チームと名古屋出発チームの2チーム編成のため、ほど良い距離の場所が求められた。
必然的に静岡県が鑑賞地域になり、最終候補地は二つに絞られた。
- 富士山5号目
- 田貫湖
どちらからも高速道路を使えば2時間30分前後で訪れることができる。
富士山5号目よりも田貫湖のほうが若干で西側に位置する。
距離は新宿駅から135km、名古屋からも236km。
どちらとも静岡県東側だったので、若干西側に位置する田貫湖が良かった。
田貫湖を選んだ理由②逆さ富士
現千円札、旧五千円札に描かれている逆さ富士。
逆さ富士は基本的に朝日とともに見える、条件的にも難しい情景。
- 晴れている、十分な光があること。
- 風が穏やかで湖面に波がたっていないこと
- 気温がある程度低い
この条件が当てはまり、かつ夜空のもと見られる数少ないポイントが田貫湖だった。
田貫湖を選んだ理由③地元民の声
この日を企画してくれた友人が、たまたま前日に会った地元民から
「絶対田貫湖よ!!」
と言われたらしい。
実は”富士山”というビックネームから5号目案にかたよっていた。
その後、僕も周辺に暮らす友だち数人に聞いたが10対0で田貫湖に軍配だった。
よし、田貫湖に行こう。
星を見に行った理由
僕の友だちは4年前のある日、事故で脊髄を損傷し、大胸筋から下が不随になった。
彼は4年間、辛いリハビリをこなし、自分と向き合ってきた。
僕も僕なりに彼に4年間寄り添ってきた。
そんな彼が、来年の4月から就職すべく就職活動を行っている。
それは施設を出て、家に帰るということ。
10月頃に会いに行ったときに、その節目になにかしいことがあるか聞くと
「星が見たい。この4年間窓越しでしか星を見たことがない。星が見たい。」
目から鱗だった。
こういうときって”プレゼント”が当たり前になっていた僕は、すぐに動き出した。
一緒に会いに行った友だちと。
富士の樹海を通って現れるのは日本一
僕たちは、田貫湖のダイアモンド富士ビューポイントを目指した。
下の地図では左側に位置している。
国道139号線~県道414号線を約50分ほどで到着する。
道中、富士の樹海を通るが、あの道は一人では通れない。
奥様と2人でも怪しかった。
真っ暗な空に雪をかぶった日本一の姿は言葉を失い、ただただ見惚れた。
これぞ絶景。
田貫湖休暇村の南側にある駐車場に車をとめ、名古屋組も合流し、いざダイアモンド富士ビューポイントへ。
ポイントまでは徒歩7分ほど。
街灯が一つもない道にあるスラロープをすすみ、ポイントに到着。
この日は星空指数90。
半月だったが、僕たちが到着したときは遠慮してくれたのか山の裏手に隠れてくれた。
まさに最高のロケーション。
そこから見える景色に思わず声をあげそうだったが、4年ぶりに星空を見る友だちのために自然と僕たちは声を押し殺した。
「着いたで。見上げてみて。」
星を見上げてる友だちの顔は、一生忘れることはない。
正面の田貫湖には星灯りに照らされた富士山がずっとそこにあったように写っていた。
時間を忘れた。
ホッカイロの暖かさが身にしみる-4℃のなのに、とっても暖かかった。
ときに静かに、ときにしゃぎながら僕たちは過ごした。
このままかっこいい言葉を並べたいがやはり寒かった。
それもびっくりするぐらい。w
踝までの靴下をなぜはいてい行ったのだろうか。
そんな僕には、友だちが持ってきたガスコンロでわかしたお湯で作ったカップラーメンがしみた。
外気の寒さと体の暖かさで服がびっくりするほど暖まった。
約二時間たっぷりと星空と逆さ富士を満喫した僕たち。
〆には熱気球を飛ばし、帰路についた。
帰りの車内はおきまりの爆睡。
運転手の僕も、途中で休憩し朝7時に新宿に到着。
一人当たりの費用
東京組、名古屋組と分かれているが、東京組の費用は以下。
- レンタカー代 9936円
- 高速代(入間⇄河口湖、所沢→練馬) 4720円
※河口湖→入間だけETCの夜間割引30%OFFが適用された - ガソリン代 3672円
- 合計 18,328円
- 1人当たり 3672円 5人計算
一回分の飲み会より安い。
この費用と距離感であの景色を見られるなら、星の数ほどのおつりが返ってくる。
もう一度見に行こうとは思わない。
最高は一回で十分。
友だちも喜んでくれたはず。
僕は心から思った、友だちでいてくれてありがとう。
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